50代からの転職は【みじめ】という声をたまに耳にしますが、本当にそうなのでしょうか?
確かに、
・50代だと定年が迫っているので、どこの会社も取りたがらない
・どうせ未経験者を採用するなら、20代などの若者を会社の中心人物として育てていきたい
・年齢がいっているので、そもそも扱いづらい
などという声は耳にします。
ただ転職する理由は、何歳であっても人それぞれでさまざまな要因が考えられます。
50代になった今だからこそ、残りの人生を悔いのないように、より条件の良い会社に転職してみたいのではないでしょうか。
筆者であるキュウも、より条件の良い会社を探して日々転職サイトとにらめっこしています。
同じ50代で・より良い条件の仕事を探している私にとって【みじめ】というコメントは決して気持ちのいいものではありません。
フルコミの生命保険営業を15年続けて、六年前から収入が急降下して退職間際には年収220万円でクビなった私でも、先月の3/25に何とか転職できてゼロからのスタートができた「キュウ」がお伝えしていきます。
50代で同じ目標を持っている人たちへ、少しでも勇気と希望が与えられたらと思いますので、よろしかったら最後までお付き合いください。
年齢階級、産業別就業者数
50~59歳の労働力の割合(労働力調査年報)
2019年:20.3%
2020年:20.8%
2021年:21.2%
2022年:21.8%
2023年:22.3%
微増ではあるが、50~59歳の労働力の割合は毎年確実に増えており、よって転職率も増えているのではないかと推測できる。
総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/roudou/topics/topi1230.html
転職の理由
転職の理由として主に挙げられるのが
・会社都合
・定年又は雇用契約の満了
・家事・通学・健康上の理由
・結婚・出産・育児・介護・看護
・より良い条件の仕事を探すため
「より良い条件の仕事を探すため」の転職が、2013年以降に増加傾向で推移している。
転職者数及び転職者比率の推移
転職者数は2010年より増加傾向にある。
転職比率は45~54歳・55~64歳で若干ではあるが増加傾向にある。
50代で転職できる確率は?
では実際に50代はどのくらいの確率で転職できるのか?
性、年齢階級別転職入職率は、
50~54歳:
男性:5.1%
女性:9.6%
55~59歳:
男性:5.7%
女性:7.3%
50代からの確実な転職先は?
私キュウは、2020年のコロナ禍を気にフルコミの生命保険営業に疑問を感じるようになり転職サイトを活用しての転職活動を始める。
それまでの2008年から平均年収750万円を稼ぐも、コロナ禍により今の仕事・営業スタイルに疑問を感じることを気に成績は急降下。
活用した主な転職サイトとして、
前職は2023年8月7日から「エン転職」の求人にあった「Illustrator」の会社にて勤務。
しかし、そこはブ◯ッ◯企業でして社会保険がない、勤務時間が一時間少ない、事務所が汚い(毎日私がトイレ掃除)という理不尽を経験。
さらに、2024年2月29日に突然の解雇。
そこから、一ヶ月弱の日雇いバイト(タイミー、バイトレ)をしながらハローワーク通い。
現在は2024年3月25日から「DODA」の求人にあった「ルート営業」の会社にて勤務。
約一ヶ月働いての感想は、ルート営業なのでシビアに営業結果を求められることもない。
社内で働いている新人の同僚(20名)を見てもバリバリの営業経験者はおらず、年相応の常識を持ち合わせていればOKといった感じのとても居心地の良い会社です。
では転職で散々苦労したキュウがオススメする確実な転職先をお伝えしていきます
ドライバー
トラックドライバー、タクシードライバー、宅配ドライバーなどは慢性的な人手不足にあります。
例えばGOタクシーの場合、年収は約500万円稼げたりと以前と比べるとドライバー業界の勤務条件はかなり良くなっています。
もともと運転が好きな方、勤勉な方にはオススメで、健康でいられれば60歳以降も比較的長く続けられる仕事と言えます。
介護職
高齢化が加速していること、人の手を直接介する仕事であることから需要大。
介護福祉士の資格がなくても働ける求人は多数。
人のお世話をするのが好きな方にはやりがいが感じられる仕事です。
ただ、直接介護をする部署の場合、腰を痛めてしまう恐れがあるので、そこはご注意が必要です。
警備員
シフト勤務がある場合など、求人によってさまざま。
介護職ほど人とのコミュニケーションをとる必要はなく、激しく身体を動かすこともない。
身体への負担が少ないので、求人によっては70代でも働ける。
営業職
モノを売るという営業行為はどの会社にとっても重要なこと。
営業職は、売上に直結する職種のため作業労働とは違い、給料は高め。
またデスクワークでないので、周りから常に監視されることもなく、自分のペースで気楽に仕事したい人にとっては天職と言えます。
その分、特別なスキルを要すると思われがちだが、営業歴20年で営業成績は「中の上」のキュウ曰く、
営業職で勤務するにあたってココを押さえておけば大丈夫:
①嫌われないための身なり:
「営業マンあるある」として、茶色の革靴、色柄Yシャツ、ポケットチーフ、カフスボタンなどで自己満足に浸っている営業マン。
売れてる営業マンのオーラがあってガンガン売れているのであれば問題ないのですが、皆さんがそうとは限りません。
身なりで大切なのは「いかにして気に入られるか」ではなくて、「いかにして嫌われない」ようにするかなんです。
つまり、嫌われる可能性のあることはとことん無くして行くこと。
・清潔感(口臭、体臭)
・靴は毎日磨く(足元は見られています)
・ズボンにアイロンの縦線は常に入っている
では主役は誰か?
主役はお客さまであって営業マンではないんです!
知らず知らずのうちに営業マンの自分が主役になって
・自己満足に浸っている方
・自己アピールしまくりの営業マンが多々見受けられます。
会話の割合は7:3
営業とは問題解決のための手段です。
営業マンに必要なのは、聞く力(ヒアリング能力)です。
お客さまが本当に欲しいモノは何なのか?
どういった用途で使いたいのか?
営業マンは聞き役に徹してください。
会話の割合は、お客さまが7:営業マンは3
②お客様に対してマメであること
営業マンとしての評価って、結局のところ絶対評価ではなく、その他大勢の営業マンとの相対評価なんです。
例えば年収が1000万円の営業マンと年収500万円の営業マンでは、能力が二倍違うかというとそんなことは全くないんです。
ほんのちょっとの差なんです。
その他大勢の営業マンよりちょっと抜きに出ていればいいんです。
そのほんのちょっとの差は何かというと、
お客様の情報をいかに覚えていて、それをお客様がいかに喜ぶカタチで伝えられるか。
例えば、お客様の誕生日に電話やバースデイカードを送る。お客様の大切な家族の情報を覚えていること。
「私は話すのが苦手、人前で緊張するから営業は向いてない」と思う人が多いですが、お客さまの前でうまく話せなくても・緊張しまくっても、営業マンとしての誠実さや人となりが伝わればまったく問題ありません。
起業・フリーランス
自分らしく生きられて、会社の人の顔色を気にせず、わずらわしさもない。
全ては自己責任なので、誰に迷惑をかける訳でもなくやりがいもある。
50代から残りの人生を悔いなく生きるために、多くの時間を占める労働時間を起業家として生きられるなんてこんなやりがいのあることはありません。
筆者であるキュウも常に起業を意識して生活しています。
まとめ
総務省統計局のデータをご覧になっていかがだったでしょうか。
皆さんのご想像の通り、50代からの転職が厳しいことに変わりはないです。
データをまとめると:
・人口減少にもかかわらず、50代の転職が若干増加している
・前職の離職理由で「より良い条件の仕事を探すため」という前向きな転職が着実に増加している
営業マン歴20年、大学は通信教育で中央大学通信教育部を卒業(新聞配達しながら)、司法試験の勉強を5年、プロボクサーを目指して3年、ファイナンシャルプランニング技能士一級を取得、社交ダンス歴18年のキュウがお伝えする50代の転職とは:
①経験値の高い職種への転職でしたら成功の確率は高い。
②キャリアチェンジの転職の場合、難易度は相当高く、応募先に期待することは禁物です。
③現在、正社員として働けているのであれば、スキマ時間をしっかり使って理想の仕事に就くためにスキルアップを図ること。
④より良い条件の仕事に就きたいのであれば、転職するのもいいが、スキルアップして起業・フリーランスを目指すべき。
50代からの転職は「みじめ」かという問いに、私なりの答えは残りの人生をより良く生きるための大切な手段。
50代からの転職を「みじめ」だと思っている人は、現実がどうかという以前に、どのような「在り方」かという部分がネガティブだからに他ありません。
たった一度の人生を何もせずにこのままやり過ごすのか、一歩前に踏み出すのか
どうせ生きていくなら悔いのない人生に自分からしていきませんか?
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
コメント