現在55歳の私が今まで生きてきた中で、一番難しくまた一番大切で、避けては通れないのが自分以外の人との【人間関係】です。
あなたがもし、人間関係がうまくいかないと思ったら
「すべてはひとつ」
を意識してみてください。
もしそうだとすれば「他人は自分を映す鏡」という言葉も腑に落ちるのではないかと思います。
自分と自分以外を分けて考えるのではなく「すべてはひとつ」なんです。
だから、他人を蹴落としたり、人の悪口を言ったりするなんてあり得ません。
自分以外の人にも自分と同じように接しないといけないんです。
私も若かりし頃は、気の向くままに生きてきました。
でも、50代を過ぎた頃から
「何か違う」
実際に、心豊かな生活は送れておらず、どこか欠乏感がありました。
人生における悩みのほとんどは、人間関係についてのこと。
もしあなたの人間関係が上手くいっていないのであれば、それは自分と自分以外を分けて考えているからかもしれません。
これからの人生において人間関係の悩みが解消できれば、より良い人生を歩むのにきっと役に立つことでしょう。
では、私が今まで生きてきた中での教訓と、50代になってからの生き方についてお伝えできればと思います。
共感と思いやり
人は皆、それぞれの価値観を持っています。
人の道から外れた考え方で出ない限り、それぞれの価値観は尊重されるべきです。
してしまいがちなのが、自分と違う人の価値観を否定することです。
自分の価値観だけでなく、人の価値観も尊重されるべきで、人と違うということは立派な個性なんです。
そんな相手の価値観を受け入れるということは、相手の存在を認めることでもあります。
人と関わる時に、つい自分の意見ばかりを押し通してしまいがちですが、相手の異なる意見も「そんな考え方もあるんだぁ~」と受け入れることが人との良好な関係を築く上で、とても大切です。
例えば、
「あいさつ」とは相手の存在を認めること
ご近所や社内でのあいさつも相手のことを「あなたの存在をしっかりと受け入れてますよ♪」と共感できる場なんです。
自分以外の人への「思いやり」を常に意識すること。
自分と自分以外を分けて考えるのではなく、「すべてはひとつ」だということ。
感謝の気持ちを示す
50代からの生き方として「感謝」は人の心を豊かにする最強のおこないです。
相手に感謝の気持ちを伝えることは、自分の心が豊かになるだけでなく、「尊敬の念」を伝えることもできます。
感謝の気持ちを伝えられて悪い気持ちになる人はまずいません。
日本人は得てして、へりくだったり、申し訳なさを示す時に、つい「すみません」「ごめんなさい」って言ってしまいがちです。
感謝を伝える最適な言葉で、私が意識しているのは、有るのが難しい「ありがとうございます」をクセにするくらいたくさん言うこと。
例えば
普段から、自分以外の人にどんな感謝ができるのか意識してみる。
これは自分以外の人のためということではないんです。
「すべてはひとつ」だから。
適度な距離感
人への思いやりや共感は大切ですが、心理的に「これ以上は立ち入って欲しくない」というものがあります。
また、人間には相性というものがあって、すべての人を好きになれる訳もなく、どうしても受け付けない人は必ずいると思います。
無理なんかする必要はありません。
まずは、自分が「いい気分」でいられるにはどうしたらいいのか。
気が合わない人がいたのなら適度な距離を取ればいい。
相手にも自分がされたら「イヤだなぁ」と思う領域には立ち入らない。
「すべてはひとつ」だから。
まとめ
人間関係は、これからの生き方において、正直、私の一番苦手な領域です。
今までは「人を蹴落として」までとは考えていませんでしたが、どこか自分の世界に没頭するために、自分以外の人にあまり気を配って来なかったのは事実です。
気づけば50代になってもどこか心が満たされない人生。
でも、人には成長の転機があるもので、50代になった今でも、子どもを授かったことで、恥じない親になろうとする心意気なのか、身の回りの人たちへの気づかいや思いやりがかなり身につきました。
人への思いやりや気づかいをすることで、心が満たされる充足感も得られた気がします。
私の場合、「人に親切にする」という考えだとどこか面倒で気持ちの負担がありました。
しかし、この世に存在する、人、動物、植物、大地、空などの宇宙に存在するものの
「すべてはひとつ」
だと思えたらとてもシンプルに解釈できるようになりました。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。
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