初めてのタイミー|50代・生き方

松岡 球一(まつおか きゅういち)
55歳、妻と娘(7歳)と息子(4歳)の父。
15年続けたフルコミ生命保険営業をほぼクビ状態で2023/8/7に退社。
翌日8/8よりテレアポの会社→半年後の2/28に突然の解雇。
3/25~ルート営業の会社に正社員として採用され、マイナス生活から開放される。

2020年4月の緊急事態宣言を機に、将来への不安を感じ、どんな環境下でもパソコン一つで出来る仕事を探し始める。

50代で作業のアルバイトをした経験はありませんか?

ひょっとしたら「そんなことはしたことがない」という人がほとんどかもしれません。

私は転職先もまだ決まらず、年末の12/27、12/29、12/30、12/31と日雇いバイトの「タイミー」の紹介先でバイトしてきました。

本業の給料では成り立たず、妻にもお金を貸してとはもう言えないところまできている。

この年になって在宅ならともかく、他の従業員と一緒にいまさらバイトなんてできない、格好悪い。

ただ、もうそんなこと言ってられない。

フルコミ営業を続けて15年目。

入社から年収約750万円くらいを続けていたが、コロナあたりから急降下。

理由はコロナそのものというより、

  • 飛び込み中心の営業スタイルに疲れてしまったこと
  • ネットを使わない非効率さに気づいてしまったこと

が主な要因

ついには、格好悪さよりも目先のお金を何とかしたい気持ちの方が強かった。

愛する子どものため、ゆくゆくフリーランスとして独立するために

  • 様々な経験をすること
  • くだらないプライドを捨ててどんな人にも頭を下げられるようになること
  • 自分の知らない業界を知ること

きっと役に立つのではないかとの思いでバイトしてきました。

今回は、53才の男が約30年ぶりの日雇いバイトをして感じたことをお伝えしていきます。

50代で転職、人生、生き方に悩んでいる方への一助となれば幸いです。

目次

泥水をすする覚悟で

さまざまなバイトのサイトがありますが、タイミーを選んだのは、

「すぐに働けて」

「すぐにお金がもらえる」

「振込み手数料は無料」

なため。

初めての作業、初めての勤務先、初めての人たちで緊張しましたが、泥水をすする覚悟を決めてのバイト。

時間の管理が自由な営業職とちがって、何時~何時までと決められた時間勤務するというのは、不慣れなためかなり疲れました。

ただ、これから営業以外で転職した場合、どのように時間配分をしたらいいのかが分かって良い経験になりました。

とにかく現状を変えたい

本来は働き方に縛られない、フリーランスとして働くことが目的。

なのに、タイミーでバイトすることになるとは、、、

現在のような金銭状況になってしまって、転職先が見つからない以上、即効性のある稼ぎ方は日雇いバイトしかない

目標金額には及ばないが、やらないよりも心が晴れた気分になれました。

実際にバイトしてみて

変な上司

・大人数のバイト先だと、管理をする若手の社員(主に男性)が常識的な口の利き方を知らない

おそらく色んなレベルの人を相手にしていると思うので、気持ちは分からなくもないです。

しかし、こちらがどんな人間かも理解せずに小学生に説教しているような口調で話してくる

かなりイラッとしたが、これって「日雇いあるある」なんだろうなとその場で感じました。

・管理する社員が近くにいないバイト先では、古かぶのオバちゃんが勝手に仕切りだして、タメ口や子どもに話しかけるような口調で話してくる。

変な指示

・作業を始めるにあたって一番困るのが指示がない、また指示が的確じゃない。

作業は相手の指示を待ってする訳で、的確な指示がないとやりようがない。「何でこっちからわざわざ聞きに行かなきゃいけないんだよ!」とつい言いたくなってしまう。

現場によってバイトの扱い方にかなり差があると感じました。

日雇いバイトするならこんな紹介先がオススメ

①どんな上司がいるのか分からない紹介先で、いい加減な扱いを受けたくないのであれば、大型の物流倉庫などではない、人数が少なめなところ

ただ、力仕事もある物流倉庫は日給が高いので、何ごともまずは一度経験してみるのもありかもしれません。

流れ作業ではない、できるだけ周りの人と関わらない仕事
関わらないので、下らないことを言われることもありません。
仕分けする仕事(ピッキング)は、体の負担もなく一人で黙々とやれたので、最高でした。

まとめ

私も含めてほとんどの人が、お正月休みは「食っちゃ寝」で、仕事始めのときには体重が増えてしまっているパターンが多いと思います。

今回日雇いバイトをしてみて、自分の知らない業界、普段出会わない人のことも知ることができてとても勉強になりました。

また、一昔前と違ってどの会社もコンプライアンスが厳しくなっていますので、作業中でも時間になったら終了、変な罵声を上げる人もいませんので、そこは本当にいい時代になったと思います。

約30年前に「アー◯引越センター」でバイトしたときには、作業中に罵声、蹴る、帰りはトラックのコンテナに乗せられて帰ったこともありました。

53才になって、くだらないプライドは必要ありません。

むしろ邪魔。

若いときは良くて、53才になったら我慢できないことなんてものはそもそも存在しない。

今回の「タイミー」のバイトは、自分の固定観念を打ち破るいいきっかけとなりました。

私には人から拘束されずに、パソコン一つで生計を立てるという目標はありますが、具体的に何をするかまではハッキリしてしていません。

お金の心配も少し解消できましたし、見聞を広めることもできました。

反面教師的な学びもあるので、これからも時間が許す限りまた「タイミー」にお世話になろうと思います。

最後に日雇いバイトで、生意気な若者やオバちゃんからのイラッとする指示で腹が立ちそなときの対処方法をお伝えします。

それは

笑顔で、口角を上げて、元気で爽やかに「ありがとうございます!

というだけ。

私と同じように50代で転職、生き方で苦労されているあなたへ。

そもそも人生で乗り越えられない壁は目の前に現れません。

もしあなたの目の前に「壁と思われるもの」が現れたのであれば、それは必ず乗り越えられます。

また、日本に生まれてきただけで相当ラッキーだと思います。

どんな仕事だろうと、体が健康であれば路頭に迷うことはないです。

極論、生活保護を受けることだって日本人の立派な権利です。

最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

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